リデル、ライト両女史記念館
ハンナ・リデルは明治24年(1891)英国国教会の宣教師として来日し、2年後に熊本に来ました。ある時、咲き誇る桜並木の下にうずくまるハンセン病患者たちの悲惨さに心を打たれ救済にあたる覚悟をしました。
そのため、英国、日本の教会、政財界に寄付を募り、明治28年(1895)回春病院を創立しました。
リデルの死後、二代目の院長として姪のエダ・ハンナ・ライトがその職務を遂行しました。
しかし、太平洋戦争の始まる直前の昭和16年(1941)2月3日回春病院が閉鎖され、ライトは国外追放となりました。
ライトは戦後再び来日し、龍田寮の子どもたち(父母がハンセン病療養所菊池恵楓園に入所している児童)の世話をして過ごしました。
この記念館には、ハンセン病患者のために生涯を捧げた両女史の遺品や政財界に働きかけた文書、貞明皇后(ていめいこうごう)からの手紙、回春病院内の患者達の生活を知る写真などが展示されています。
当時病菌を研究するために建てられた研究所が、現在の「リデル、ライト両女史記念館」となっています。
イベントなど新着情報については、ホームページ「くまもとの文化」をご覧ください。
所在地 | 〒860-0862 熊本市中央区黒髪5-23-1 |
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お問合せ | 電話番号: 096-345-6986 |
利用料金 | 無料 |
定休日 | 月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日 |
利用可能時間 | 9時30分~16時30分 |
駐車場 | 無料 10台 大型バス等も駐車できます |
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アクセス情報 | ■産交バス「立田自然公園入口」下車、 徒歩約10分 |
ホームページ | http://riddell-wright.com/memorial-hall/ |
その他 | 団体のお客様で館長による説明をご希望の方は事前要相談 |