市街地の近くにありながら、豊かな自然を身近に感じられる河内・金峰山エリア。
登山者にも人気の金峰山山頂から広がる広大な景色や宮本武蔵、夏目漱石ゆかりの地など、訪れた人を別世界に誘います。
「草枕」の世界観を感じながらだご汁に舌鼓
夏目漱石「草枕」の舞台となった茶屋は、この峠にあったものがモデルといわれています。現在は「峠の茶屋資料館」として再建され、また、「だご汁や」もあることから、ハイキングやドライブ中の人々が、多く立ち寄る場所となっています。
だご汁は、小麦粉を練った生地を団子状にして、季節の野菜などと共に煮立てた郷土料理。団子のことを熊本弁では”だご”と言いますが、熱々の鉄鍋からいただく“手打ちの大きなだご”が特徴です。
四季を通して旬の「フルーツ狩り」を体験!
広大な自然の中で様々な収穫体験が楽しめる優峰園フルーツランド。季節によって、いちご、ぶどう、梨、みかん、柿など旬の果物の収穫ができます。
また、金峰山湧水を利用した釣り堀とソーメン流し、果樹園で採れた果物をふんだんに使用したスイーツと、香り高い上質な珈琲が味わえるカフェも併設しています。
「五輪書」を著した地 宮本武蔵に思いを馳せる
金峰山山麓にある洞窟、霊巌洞。うっそうと茂る樹木におおわれ、神秘的な霊場として知られる雲巌禅寺の裏山にあり、洞窟内には岩戸観音の名で知られる観音像が安置されています。晩年の5年間を熊本で過ごした宮本武蔵が、この洞窟にこもって兵法書「五輪書」を著した場として広く知られています。
また、雲巌禅寺から霊巌洞に至る岩山を削った細道には、熊本の商人 渕田屋儀平が江戸時代に24年の歳月をかけて奉納した、五百羅漢が安置されています。座る姿も表情も異なる石仏が岩山に並んでいる様は、情緒ある雰囲気を醸し出しています。
のどかな景色の中にあるカフェとアンティーク
霊巌洞からほど近く、里山の中に佇むカフェKOKOPELLI。築130年を超える古民家をリノベーションした隠れ家的なカフェです。地元産のこだわりの食材を使ったランチやスイーツが人気のお店で、かわいらしい雑貨を販売するスペースもあります。緑に囲まれた空間で、リラックスした時間を過ごせます。