高橋公園(横井小楠と維新群像、谷干城像)
熊本城を囲むように流れる坪井川(つぼいがわ)沿い、千葉城橋(ちばじょうばし)と厩橋(うまやばし)の間に位置する高橋公園は、戦前の第六師団長官舎跡地で、熊本市の第7代市長で市電の開通や水道の敷設など、熊本市発展の基礎をつくった高橋守雄(たかはしもりお)を記念して造られた公園です。熊本城を望む広々とした芝生の公園で、市街地の賑やかな場所にありながら、静かな散策を楽しめるところです。
その中に、横井小楠のほか、彼と親交のあった坂本龍馬(さかもとりょうま)、勝海舟(かつかいしゅう)、松平春嶽(まつだいらしゅんがく)、細川護久(ほそかわもりひさ)の5人の銅像が維新の群像として立てられています。横井小楠は、熊本市内坪井(うちつぼい)出身の思想家で、坂本龍馬や吉田松陰(よしだしょういん)などとも交流のあった歴史上の人物で、維新群像は小楠と志士たちの功績を讃えたものです。
また、西南戦争の熊本鎮台(くまもとちんだい)司令長官だった谷干城(たにたてき)の銅像もあります。谷干城は、天保8年(1837年)、土佐藩に生まれ、明治10年(1877年)の西南戦争で、政府軍の熊本鎮台(くまもとちんだい)司令長官として少数の兵とともに籠城。52日間にわたる薩軍の猛攻に耐えたことで名を馳せました。以前は熊本城内の天守閣南側にありましたが、熊本城本丸御殿(ほんまるごてん)の復元に伴い、高橋公園に移設されました。
所在地 | 〒860-0001 熊本市中央区千葉城町 |
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お問合せ | (熊本市観光政策課) 電話番号: 096-328-2393 |
駐車場 | 駐車場は無し |
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アクセス情報 | 市電「熊本城・市役所前」下車、徒歩約3分 |