九州新幹線全線開通から10年。熊本駅周辺は大きく様変わりしました。その中でも大きな変化が、大型商業施設「アミュプラザくまもと」のオープンです。連日、ニュースや新聞を騒がせている「アミュプラザくまもと」に、まだ足を運べていないみなさんのために!ひと足先に潜入取材をしてきました。さあ、ワクワクの冒険の始まりです!
ビルの中に、森がある⁉︎ 1日じゃ足りない、見どころ満載の新名所
広〜い駅前広場の先に、どどーんと誕生した地下1階、地上12階のJR熊本駅ビル。博多に次ぎ九州で2番目の規模でオープンした大型商業施設「アミュプラザくまもと」は、1階〜7階のショッピング・グルメエリア。8・9階のウエディング「ザ・フォレストテラス熊本」で構成され、さらに9〜12階には、ホテル「THE BLOSSOM KUMAMOTO」まであるという、熊本県内有数の巨大ビルになっています。
大きな目玉は、正面入口から入ってすぐに現れる落差10メートルの滝。水の都・熊本ならではの演出です!小国の鍋ヶ滝のように裏に回ることもできるだけでなく、1時間ごとに1度(約10分)滝が止まるタイミングは、シャッターチャンス!
熊本市出身の漫画家・尾田栄一郎先生が特別に書き下ろしたという陶板の裏側を見ることができます。
表はこちら。
「新たな冒険へと踏み出す熊本の皆様の道しるべになるように」と「ONE PIECE」の仲間たちとくまモンが冒険の旅に向かう様子が描かれています。
「アミュプラザくまもと」の大きなポイントは、熊本の雄大な自然を表現したという、水と緑の立体庭園「ぼうけんの杜」。滝をはじめとした7カ所を「杜のななふしぎ」と名づけ、歩く速度に合わせて音が鳴る「こだまの小路」や、動きに反応して映像が映し出される「うつし石」。他にも、「つたえる花」「ささやきの岩」「ひかりの源」など、木々が配された空間の中で、様々な不思議体験ができます。
さらに、3階「おおやねテラス」は、ベンチや遊具のあるオープンエリア。「アミュプラザくまもと 加藤神社」には、加藤清正公が祀られ、旅の安全を祈る場所としても、新たな観光スポットになりそうです。
7フロアに186店舗!わさもん大興奮のラインナップ
店舗の総面積は約40,000㎡。186店舗のうち、九州初14店舗、熊本初61店舗、新業態21店舗と半分ほどが「はじめまして」なお店ということで、見て廻るだけでも1フロア1時間ほどかかってしまいます。正直、1日では無理。ちょっとずつ、何度も訪れて楽しむのがおすすめです。
1〜5階のレディス・メンズファッションエリアには、人気セレクトショップが並び、「ドレステリア」「スノーピーク」「マレットメット」などの熊本初上陸のショップはもちろん、画家・松永健志さん×「niko and…」、「熊本銭湯」×「レイジーブルー」のコラボアイテムもオープン限定で登場しているので、見逃せません!
雑貨や食品のラインナップも幅広く、1階「キタノエース」を中心に、3階の「タマチャンショップ」など独自の目線でセレクトした食のアンテナショップも登場。県内の人気店も新業態で出店するなど、とにかく目新しい商品に出会えることも、わくわくポイントです。
各ショップからの景観も魅力の一つ。2階の「シナボン&シアトルズ ベストコーヒー」「オリジナルパンケーキハウス」、5階「スターバックス コーヒー」、さらに6・7階の飲食スペースからは、熊本駅をはじめとした熊本市のまちを眺めることができ、開放感も抜群! 6階フードコート「うまかモンテラス」の窓側の席には、コンセント付きのカウンターもあり、電車を待つ間の有効活用にピッタリです。
この他にも、館内のどこかにくまモンがこっそり隠れている「ひみつのかくれんぼ」や、定期的にポップアップショップやイベントなども行われるので、何度訪れても楽しめる場所になりそう。
コロナ禍で暗いニュースが続く中で届いた、明るいニュース。これまでになかった自然を感じる商業施設、圧倒的な店舗数、県内人気店の新しい挑戦など、「アミュプラザくまもと」は、大人も子どもも、みんながワクワクする場所になりそうです。感染症対策に留意しながら、まちのにぎわいを感じに出かけてみてはいかがですか。
アミュプラザくまもと
Tel.096-206-2800/熊本市西区春日3-15-26
(構成・取材・文・撮影/今村ゆきこ)
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